2011.3.11から1年がたちました。
当時のわたしは首都圏にいましたが、最初の地震でテレビが壊れてしまい、Twitterや動画配信サイトなど、ネットを通して無我夢中で情報収集&発信をしたことを鮮明に覚えています。
そしてアウトドア界隈でも物資の支援やボランティアなど様々な活動が行われていました。今回はこれらのことを、わたしが把握していた範囲ではありますが、少しばかりログとして残しておこう思います。
国内アウトドア関連企業や業界の動き
地震直後の数日間、何かできないかと思っていた矢先、すぐにわたしのTwitterのタイムラインに飛び込んできたのはモンベル辰野氏率いる「アウトドア義援隊」の呼びかけでした。
アウトドア義援隊 ご協力のお願い(2011.3.12)
それ以降、アウトドア義援隊のサイトにて、支援物資の受付情報が掲載され、多くの支援が被災地へ届けられました。支援に携わった企業や団体や活動状況に関しても掲載があります。
モンベル
他のアウトドア企業もそれぞれにアクションを起こし、活動されていました。いくつか記憶に残っているものを以下に。
Snow Peak
- 東北地方太平洋沖地震に伴う災害援助物資提供のお願い(2011.3.12)
UNIFLAME
- 東北被災地エリアへの救援物資募集のお知らせ(2011.3.18)
- 東日本大震災 被災地活動支援金ご協力のお願い(2011.3.28)
LOGOS
- 東日本大震災の被災地への緊急救援物資提供について(2011.3.25)
- 「災害支援バス・シャワーシステム」を宮城県名取市に寄贈しました。(2011.4.9)
あとはそうですね、ノースフェイスやヘリーハンセンでお馴染みのゴールドウィンの支援も記憶するところです。
プロジェクト関係
これら以外でいうと、スキーヤー・スノーボーダーによる「I LOVE SNOW」One’s Hands プロジェクト、ワールドカップ選手たちによる「Skiers Helping Japan」なども生まれましたね。日本山岳ガイド協会は支援活動報告をブログに掲載していました。
ちなみに、フィールドライフの2011年春号は、「いま、私たちにできること。」と題して特別企画が組まれていました。業界を代表する方々のコメントや行動、現場からのレポート、為になるQ&Aなどとても読み応えがあります。今でも電子版で読めますので、未読の方はぜひ。
フィールドライフ
それと個人的には、米L.L.Beanの寄付のことが印象深いです。3.18というわりと早い段階での海外からの寄付だったのと、中高生の頃にメールオーダーで注文していた思い出のメーカーなのでなおさらでした。赤十字社に250,000ドル(=約2,000万)ですから、「あぁ、エルビンありがとう・・・」と、独り言をいったのを覚えてます。
さて、これ以後も、関係各社から個人まで、様々な形で寄付やボランティア、チャリティーイベント等が継続的に行われたと記憶しています。いくつかは記事にしたものがあるので、こちらも参考まで。
- 義援チャリティイベント「おれたちに出来ること」
- アウトドア義援隊のことなど
- ナルゲンチャリティーボトルが登場
- 東日本大震災復興支援チャリティー写真展「NATURE PHOTO AID 2011未来への光」
- スノーピーク震災復興支援 キャンプ場無料開放
ここ最近のまとめコンテンツ
ネット上でも、震災当時からGoogleやTwitterをはじめ様々な企業が情報の収集と発信、そして新たなサービスを開設していきましたが、それから1年、かれらも当時を振り返るコンテンツを公開しています。いくつか紹介しますね。
- 東日本大震災と情報、インターネット、Google(Google)
- 3.11とこれから(前編)(Twitter)
- 3.11とこれから(後編)(Twitter)
- “3.11”~ 大震災、ツイッター、NHK~(NHK)
はい、ということでざっとですが、いくつかログを洗い出してみました。きっと他にも数えきれないくらいたくさんの活動とストーリがあると思いますが、今回は当時の自分が実際に見聞きして記憶に残っている部分をログとして残すという意味合いが強いので、ご理解ください。
東日本大震災と原発事故がまだまだ現在進行形として続いていくこれからの日々、皆で手をつないでいきたいものです。