フリースキーヤーがABSのアバランチ・エアバッグで大規模雪崩から生還したわけだが。。。

なんだか変な暑さが続いてますが、着実に秋の足音は聞こえてますね。そしてパウダーな日々もすぐそこまで。。。

さて、ちょっと前にABSが「Freeskier survived avalanche accident with ABS Airbag」という動画を公開したわけですが、これに対してなんだか波紋!?が広がっているような、そんな今日この頃。

先に動画をどうぞ。

Freeskier survived avalanche accident with ABS Airbag

この動画、フリースキーヤーのAymar Navarro(って自分は全然知りませんが)が、ピレネーで車広告の撮影中に大規模な雪崩に遭遇。ABSのエアバックで無事に生還を果たしたわけですが(こちらにインタービュー動画もありますが)、「Aymar無事でよかったね、やっぱエアバッグすげーぜ、みんなつけようぜ!ABS最高!! :)」というような雰囲気にはなっていないようであります。

もちろん、エアバッグで助かったことに違いはないし、その重要性も確認できるものではあるのですが、フッテージをドラマチックな演出で編集して自社製品(ABS)をプロモート。一種のヒロイズム的な要素を含んでいるとか、雪崩に対するエアバックの安全性に対して誤った認識を与えてるとか、とかとか、著名メディアやブログなどではネガティブな声があがっているようでして、良くも悪くも(日本以外では)若干バズり気味なそんな雰囲気でございます。。。

各メディアの声は、わたしの英語力だと発言の意図するところや言葉のニュアンスを正確に伝えることは難しそうなので(上の説明ももしかして事の捉え方が若干間違っているとかそんな心配もあり、汗)、興味がある人は最後に載せてあるソースや、動画のコメント欄など、自分でいろいろと見てみてくだされ。動画のタイトル名などで検索してみても、色々と出てくると思いますので。

ちなみに、シチュエーション次第でエアバッグは雪崩にあったときの生存確率を飛躍的に向上させているとは思いますが、かと言って、例えば「エアバッグを背負っているから安全」とかいって、普段なら引き返すところをリスクを犯して進んでOKということには全くなりませんもんねぇ。
命にかかわるセーフティ関連のギアに関しては、扱うメーカーや販売店、そしてもちろんユーザーもですが、各々がしっかりとした理解と認識を持って普及していくことが望まれるところでしょうか、はい。(なにを偉そうに・・・)

それはそうと、パウダージャンキー諸君はそろそろギアの購入とかメンテとかざわざわしてくる時期かと思いますが、シーズンイン後は十分に注意して楽しみましょうぜ!

ってか、ABSのVARIO-LINEが今年から日本上陸という話がありましたが、あれは順調なのでしょうか!?

Freeskier survived avalanche accident with ABS Airbag  YouTube

ソース:
Op-Ed: Calling Bullsh!t via Powder Magazine
Video of the Day: Surviving a Massive Avalanche via AJ