やっと観てきたよ。
映画『レイチェル・カーソンの感性の森』。
レイチェル・カーソン(Rachel Carson)と言えば、環境問題に関する古典『沈黙の春』(1962年/原題:Silent Spring)の著者。この後、アメリカ環境保護庁設立やアースデイなど、環境問題や自然保護といった概念/活動が広がっていったわけですね。
レイチェルに関しては、Wikipediaやレイチェル・カーソン日本協会に詳しくあると思いますので、そちらで。
『沈黙の春』は1962年に出版され、レイチェル自身は癌により1964年に没。この映画はレイチェル最後の1年をドキュメンタリータッチで再現しています。
癌と戦いながら執筆を続け、出版後にはメディアや化学薬品産業と戦い、そして疲れ果てたレイチェル。メイン州の海辺にあるコテージから「帰りたくない」とつぶやく姿が印象的でした。
一方、甥のロジャーとの生活を通して語られる自然の素晴らしさ。自然とのふれあいの中で養われるセンス・オブ・ワンダーの大切さを改めて感じました。
近年では、
環境破壊だ、温暖化だ、エコだ、と多くのメディアで取り上げられていますが、重要なのは、まずは自然の中に身を投じ、その大切さを自分自身で感じること。そんな気がします。
3.11以降、自然エネルギーや環境といった分野にますます注目が集まっています。これを機に少しでも多くの人が一歩外に出て、自然の素晴らしさ、大切さを実感してほしいと思います。
そうそう、あとこの映画、本物のレイチェルの記録(動いてる本人!)がたっぷりみれると思ってたのですよ。ちなみに主演は、女優のカイウラニ・リー(Kaiulani Lee)。「ドキュメンタリータッチで再現」って書いてあるのにね^^;
いやー、まいった…。あー、恥ずかしい…。