これはNASAのコンピューターモデルによる2006年1月〜12月の大気中の二酸化炭素(CO2)濃度とその流れを表した動画。
温室効果ガスの二酸化炭素。こいつの大気中でのライフサイクルとでもいいましょうか、二酸化炭素が1年を通してどこで発生して、流れて、消滅して、濃度はどう変わって、、、というのが可視化されててわかりやすいです。
二酸化炭素についてのこれ系の話だと、ボクが知っているスーパーベーシックな知識レベルだと下記のような事柄が挙げられるんですけど、なるほど、こういったことも視覚的に再認識することができたです、はい。
- 冬は植物の光合成が減るので二酸化炭素が増える(というか減らない)
- さらに陸地の多い北半球の方が二酸化炭素濃度の変化が激しい(陸地が多いので、ガスの発生源も吸収源となる植物、どちらも多い)
- 二酸化炭素は文明が発達しているところから多く発生している(自然界ではなく、人類が排出している二酸化炭素がハンパない)
年間通して穏やかに変動している南半球と比べ、北半球は変動がすごいのが色の変化でわかりますね。でもって北半球は6月頃から植物の光合成が活発になるってことでしょうか、あっという間に赤黒い色が消えていくのがわかります。植物さんすげーよ、ほんとに。光合成バンザイ。
そしてこのコンピュータモデルだと、大気の流れによって二酸化炭素がどのように流動しているかも動きでわかりますね。北米、ヨーロッパ、ロシア、アジアといった文化圏がガス発生の中心になっていることも明らか。
これは2006年のコンピュータモデルなので、経年変化も見てみたいなと思いました。海も二酸化炭素を吸収してるので、海面の二酸化炭素濃度の変化も重ねて見れると面白そうです。まぁ面白そうとか言ってる場合ではないのでしょうが。。。
ということで、今回はちょっとばかりお勉強になりました。