ヤマレコでブランドアカウントを開設し、各種情報配信を行っている長野県山岳遭難防止対策協会さん。ヤマレコユーザーでなくとも既にご存知の方も多いとは思いますが、改めて、先月公開された「信州 山のグレーディング」がかなり参考になりそうでよさそげでございます。
ほぉほぉ、これはナイス!
PDFはこちら。
※上記リンクはヤマレコさんにアップされているPDFへのリンクですが、長野県の公開情報からもダウンロード可のようです。
長野県内の主要な登山ルート(100ルート)から「体力」と「難易度」でグレード分けされていて、自分の山選びに使えるのはもちろん、初めて一緒にパーティーを組む相手の技量を客観的に把握したりするにも役に立ちそうです。あくまで無雪期・天気良好時の評価というのは忘れちゃいけないと思うわけですが、指標としてすごく参考になりそうですね。
ちなみに、この資料の目的はというと、、、
・長野県では山岳遭難件数が4年連続過去最多を更新するという深刻な事態が続き、平成25年の遭難件数は300件(遭難者数328人、うち死亡・行方不明者数74人)に達しました。
・登山者の増加に伴い、「体力の低下を意識しない中高年者」や「山の怖さを知らない初心者」が、 県内の急峻な山岳にも訪れ、山岳遭難事故増加の一因となっています。
・県内の主要登山ルートの難易度を情報提供し、登山者が「自分の力量にあった山選び」をすることにより、山岳遭難事故の防止に役立てるものです
目的や、グレーディングの内容と使い方なども明記されているので、このあたりはしっかりと目を通した上で利用しませう。
ちなみに、
遭難の多い中高年に方は、現在の体力や能力・技術に応じた「山選び」をして下さい。そのためにも過去に登った山のグレーディングが参考になりますが、「過去の体力や能力・技術はあくまでも過去のもの」であることを十分認識して下さい。
は、肝に銘じておきたいところ。昔はむかし、今はいま。
三歩くんも言っております。
「自分に合った山選びを!」