株式会社コージツ(好日山荘)へのTOBについて素人まとめ

登山用品を販売する「好日山荘」でお馴染み「株式会社コージツ」さんがTOBされてる件、こういう事には全くの素人なのでひっそりと傍観しておこうと思ったのですが、延期になっていたTOB期限の9/15(木)が近づいてきたことですし、事前になにかしら触れておこうと思いましてね。

ということで、「えっ、知りませんでした」という人もいると思うので、今回はあえてわたしの「完全素人目線」で、参考になりそうな記事をいくつかピックアップしてまとめてみました。
 

コージツへのTOB、ことの発端

まずは、7/22にこんなトピックスがあったわけですよ。

この記事の詳細は有料コンテンツということで詳しくは見てません。その後の展開はコージツさんのIRライブラリに資料がありますので、詳しくはそちらをどうぞ。IR資料の題名から簡単に流れを追ってみると、

  • 7/22: …公開買付けについて
  • 7/26: …公開買付けに関する意見表明のお知らせ
  • 7/26: 第三者委員会の設置に関するお知らせ
  • 8/16: …反対の意見表明のお知らせ
  • 8/22: …買付条件等の変更を踏まえた当社の見解…反対の意見表明のお知らせ」の一部訂正のお知らせ

 

財務関係サイトの見解

コージツさん側が発表している資料に関しては、「吉永康樹のCFO News」というサイトでざっと読み解いていて、初心者には若干わかりやすいというか、参考になりましたので以下に。

これ以外にも、関連の記事をざっと挙げると、

 
その他の声として、

買い付け株数に上限を設けていないため、応募株数が多い場合はコージツが上場廃止になる可能性もある。 コージツは不動産投資の失敗などで経営が混乱していたが、登山ブームを追い風に2010年11月期は3期ぶりの最終黒字に転換。DRCキャピタルは新規出店を進めるとともに既存店の改装にも取り組み、若年層を開拓する方針という。… [日本経済新聞]

完全にやられたw
狙っていたところのTOBなのでめちゃくちゃ悔しいです。
月次が30%超ですんで、ここまで業績好調だとファンドも全部買い占めたくなりますわな。

経営コージツ敵対的TOBとキョーリン一族の点と線対立激化のTOBの陰で、キョーリン創業一族のめいと叔父に何が。 登山用品店チェーン、コージツのTOB(株式公開買い付け)をめぐる対立が激化している。独立系投資会社DRCキャピタルの関連ファンドが7月下旬に買い付けを開始していたが、8月16日になって会社側が公然と反対意見を表明したのだ。 もともとDRCキャピタルは友好的株主だっ…

などなど。
 

個人的なまとめ

ごく一般的な消費者(わたしです)目線で言わせてもらうと、正直、TOBとか株式とか経営レベルの話は正直あまり気にならないといったら気にならないというのが本音です。どこが母体になろうが、実際よくわからないし(なんだそれ)、どうなるのか動向を見守るしかないというか。

逆に気になるのは、やはり小売店舗のほうでしょうか。単純に「で、実際に店はどうなるのよ!?」みたいな。買収されたことによって経営方針が変われば、店舗で扱う商品も変わってくるでしょうし、中心事業の「好日山荘」だけで40店舗もある巨大な老舗なわけですから、メーカーさんの物流とか、色々と影響を受けるところはある気がしますよね。あれ、そんなことない!?

それに経営方針がそれなりに変わった場合、消費者にとっても、これを改良ととるか改悪ととるか、客層によって意見がわかれるところでしょう。株主もそうですが、既存のコアなファンは今回の件をどう思ってるのか少し気になりますね。

他の小売店としても、今までは直接的な競合ではなかった「好日山荘」が、いきなり巨大な競合になる可能性もあったりするわけで…。まぁ業界内の話はわかりませんが、外からみてると、そんなことも思ったりしちゃいます。

まぁとにかく老舗さんですからね、今後どうなるか、ここしばらくは気になる日々が続きそうです。はい、ということで、みなさんも注目していきましょうぜ。

※今回はなにぶん素人目線なもので、専門的に語れる方、「なるほどねぇ」って思えるステキなコメントなど、お待ちしております。
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【追記:2011-9-16】

【追記:2011-9-28】