NeoShellのデモ装置を撮ってきた

先日、日本最大規模のスキー用品展示会「カスタムフェア」に行ってきたわけですが、なんとそこにNeoShellとGORE-TEXを比較したデモ装置がありましたよ!

はい、撮影してきました。
右がPolartecのNeoShell。特に明記されてませんが左側がGORE-TEXのPro Shellだそうです。

水の入った円柱の筒の下に生地が挟んであり、ケースの下にエアが注入されてるようです。透湿性の高い方がよりエアを通過させることができるので、気泡がたくさん出てくるわけですね。差は歴然。Pro Shellは筒の側面に若干の気泡が付いてるだけですが、NeoShellはブクブクいってますねぇ。

NeoShell以外にも、各社、透湿性を高めた次世代素材を出してきてますが、それらの動画もいくつかあったので載せておきますね。

まずは、BHA社の「eVent」。

こんな実験も^^。残念ながらわたしには翻訳不可ですが…。

そしてみなさんお馴染み、コロンビアからは「OMNI-DRY」

埋め込める動画はなかったのですが、大御所のGORE-TEXからは「Active Shell」、Mountain Hardwearからは「Dry.Q」と、いやー次世代素材のオンパレードです!

ただ、どの素材も今の世代のGORE-TEXと比べているようなので、今後は上記の次世代素材同士のベンチマーク比較、レビューを期待したいところ。

そうそう、今後という事であればもう一つ気になるのは製品自体の質かな。現状では素材そのものの話しかしてませんが、私たちが実際に着用するのはその素材を使用した製品ですからね。素材が良くても縫製や圧着、シーム処理など、製品自体の完成度が低ければ意味ないですから。

「オレのOMNI-DRYさぁ、たしかに抜けはいいんだけど肝心の防水処理が甘くね!?ここの縫い目からすぐ漏れんだけど。え、お前も!?」みたいな。

そういう点では、GORE-TEX製品の品質保証にはある程度の安心感を持てる気はします。その辺も含めて、今後の動向が気になりますね。

まぁどちらにせよ、日本の場合は何かにつけてGORE-TEXの独壇場でしたが、今後はその信仰ともいえる考えを一新する必要はあると思いますよ。うん、そう思う。それにシェルが変われば、中のレイヤリング方法も再検討する必要がでてくるだろうし、Ultralight Backpackingとか、その辺にもきっと影響でてくるんでしょうね。

うーむ、こうやってみると巷では「ほにゃららガール」みたいなのが流行のキーワードみたいですけどね、やっぱりこれからは「Dry」でしょう、ドライ!「なんだお前、この程度で蒸れてんの!?クールじゃねーな、そのジャケット」とかね(笑。

そろそろ雨具含めたアウター類の買い替えを検討してたけど、もうちょっと待つかなぁ…。