最近はほんとに暖かくなってきましたね。自転車も気持ちのいいシーズンです!
ここ数年、コミュニティサイクルの社会実験も各地で行われ、最近では横浜市とNTTドコモが「横浜都心部コミュニティサイクル社会実験」を開始し(関連記事)、自転車のシェアリングサービスへの関心も少しずつではありますが大きくなってると感じます。(とはいえ、欧米諸国のそれと比べるとまだまだ小さいですよね)
そうそう、今日5/20は「BICYCLE NAVI」さんの増刊、女性のためのバイシクル・ライフスタイル誌「Bicycle Beauty」も発売されてますね。彼女や奥さんに自転車をやらせたい!って自転車男子は、この雑誌を見せたら火がつくかも知れませんよ!?
さて今回記事ですが、題名にもなっている「peopleforbikes」というアメリカの自転車プログラムをご存知ですか?元々は健康会社のプロモーションキャンペーンから始まったものですが、自転車生活することによる利益(環境保護/健康維持)に貢献すべく広がりを見せているようです。
Bikes Make Life Better — Projection Art
内容を簡単にまとめようと思いましたが、既に日本語でよくまとまった記事がありましたので、こちらをご覧あれ。
環境保護、ヘルシーライフスタイル、行政へのメッセージの三つ巴、PeopleForBikes (【執筆】 ASPIRE Intelligence 社代表 リップシャッツ 信元 夏代)
このプラグラム、カーボンフットプリントの削減と健康維持に焦点をあてていますが、これによる具体的な影響を上記リンク先の記事からいくつか転機してみます。(あくまでアメリカの話なので、日本ではまた状況が違いますけどね)
• 自転車走行1マイル当たり、1ポンドのCo2をオフセットできる
• 自動車の年間維持コストは、平均8000ドルである(すなわち、自転車生活に切り替えることでコスト削減できる)
• 毎週3時間の自転車走行で、心臓病や心臓発作の発生率を約50%削減することができる
• アメリカ市民が日常で移動する距離は、約半数が3マイル以下(自動車ではなく自転車で十分移動できる距離)である
さらには、
• 47%のアメリカ市民は、自身が住まう地域の道路や橋、公園に、もっと自転車レーンが欲しいと考えている
こちらはpeopleforbikesより。
最初にも書いた通り、日本でも自転車人気は高まっていますが、どうしても「流行」や「ブーム」といった商業的な面でのメディア戦略が強く、よって「流行」というからには最後には「流行らなくなる」という結果になるのではと思います。もちろん新しい市場を得るため、裾野を広げいてくためにはそれも重要なファクターだとは思いますが、もう少し社会的/文化的な部分にフォーカスした内容や活動がフィーチャーされていくと、また違った流れができるのかなぁと感じます。