今月の中頃、WWFが地球環境についてのレポートを発表していて気になっていたのですが、ようやく目を通せましたよ。
生きている地球レポート2012(Living Planet Report)
2年ごとに発表しているレポートとのことですが、はい、はじめて知りました。自分の知らないところでいろいろな調査報告が発表されているものですね。ブログを書いていると、不思議とこういう情報にも目が向くようになって為になります。みなさんもブログ書きましょうよ!って、まぁそれは今はどうでもいいですね。
WWFが2年ごとに発表している『生きている地球レポート(Living Planet Report)』は、ロンドン動物学協会およびグローバル・フットプリント・ネットワークと共同で発行しているもので、地球規模の生物多様性の劣化と、その原因となっている人類による資源や環境の過剰な利用の現状を、数値化してまとめたものです。
原本は英語で160ページもあってオーマイガー!なのですが、20ページ程度にまとめられた日本語要約版というのが用意されていて、一般人な自分にはこれがナイス。20ページといっても、写真やインフォグラフィックがたくさん張ってあって、さらっと読めてしまいますよ。
[ilink style=”download” url=”http://www.wwf.or.jp/activities/lib/lpr/WWF_LPRsm_2012j.pdf”]PDF:要約版(日本語)[/ilink]
[ilink style=”download” url=”http://www.wwf.or.jp/activities/lib/lpr/WWF_LPRsm_2012.pdf”]PDF:要約版(英語)[/ilink]
[ilink style=”download” url=”http://www.wwf.or.jp/activities/lib/lpr/WWF_LPR_2012.pdf”]PDF:完全版(英語)[/ilink]
内容を少しご紹介
このレポートは、生物多様性の豊かさを示す「生きている地球指数(Living Planet Index)」と「エコロジカル・フットプリント」の2つの指標をもとに書かれていますが、以下、レポート内から少しだけ転載させていただこうかと。
1970年から2008年の間で生物多様性は地球全体で約28パーセント減少し、中でも熱帯では61パーセント減少した。人間活動における自然資源の需要は1966年に比べ倍増し、現在私たちは地球1.5個分の資源を利用している。
「現状のまま特に対策をとらない場合」の計算結果では、2030年には毎年の資源需要を満たすために地球2個分の資源が必要になると予測する。
そして、このレポートが最終的に提案しているのは「地球一個分の暮らし」という考え方。それを実現するために5つのことを掲げています。
[unordered_list style=”tick”]
- 自然資産を守るための生物多様性保全
- より良い生産
- より賢い消費
- 金融の流れの改善
- 公平な資産管理
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そしてにしても「地球一個分の暮らし」という言葉にはビクッときましたね。一個分ってあたり前じゃん、一つしかない地球に住んでんだからさ、などとおもいきや、実はすでに地球1.5個分に相当する資源を利用しているという現実。おいおい、まじかよ。まじなんだろうな。
ちなみにこういった自然環境をめぐるレポートについては、各分野の専門家からあーだこーだと色々と言われるのが常ですが、まぁわたしみたいなごくごく一般的な人間から見たら、これが本当なのか、妥当な分析なのか、なーんてことは正直判断がつかないわけですよ。
でも、正しいか間違ってるか、もしくは良いか悪いかはさておきですね、とにかくこういう調査結果もあるんだという現実はしっかりと受け入れて、ちっぽけな一個人なりに色々と地球のことを考えていかなくちゃいけないなと思うわけです。
ん、なんだか話がズレてきたような、そうでもないよな。まぁとにかく、アウトドアで自然の恩恵にあずかることが多いであろうみなさんは、時間があるときにでも読んでみることをオススメします!
さて、わたしはこれから原文を全て読みますよ!
(うそです、無理です、ごめんなさい)