ロンドン市街の交差点で大勢のサイクリストが倒れている衝撃的な写真が流れてきた。
Over a thousand people “die in” Blackfriars Road in front of the Transport for London headquarters on 29 November 2013. Picture by Rory Jackson.
どうやら、度重なる自転車事故(2週間で6人が死亡)に対して、ロンドンのサイクリストたちが”Die-in(ダイ・イン)“による抗議活動を実施したようだ。
場所はTfL(Transport for London)のHQ(ヘッドクオーター)前の交差点。WebサイトやFacebookのイベント「Stop The Killing Of Cyclists – Die-In and Vigil at TfL HQ.」に集いし2,000人以上のサイクリストが現地時間17:00〜18:30に行動を起こしたらしい。
交通手段としてロンドン市が自転車の活用を推進する一方、インフラ不備や、マナーの悪い大型車や重量物運搬車(HGV)によって、サイクリストたちは非常に悪環境で危険な状況に置かれているという背景があるようだが、これに関しては、少し前のAFPの記事が詳しくまとめてくれているので、ぜひこちらを一読してほしい。
- ロンドンで自転車の死亡事故が相次ぐ、市に緊急対策求める声 via AFP
双方それぞれに言い分はありそうだが、この動画を見る限り、確かに自転車専用レーンがあるとはいえ、あまりにも危険な感じがする。が、そう思う反面、日本国内でも同様なロケーションはいくらでもあるという実感はある。
自転車のインフラが整わないままに利用者が急増していけば、もちろん問題が山積するとは思うが、とはいえ、インフラ整備とは名ばかりのあまりに不合理な対策も、余計に問題を多くするだけなのもまた然り。日本でも自転車に関する問題は多々あると思うが、今後の対策については人ごとではなく注視していきたい。
はい、久々にちょっと真面目なポストでした。
ソース:Tonight: stop the killing of cyclists die-in and vigil at TfL headquarters via TimeOut London