サーファー目線で震災後の姿を描くドキュメンタリー「ぼくらはみんな放射能」

Wiredにこんな記事が掲載されてましたよ。

これ、日本のサーファーたちの震災後の活動を追ったドキュメンタリーを制作し、オンラインで公開していくというプロジェクトだそうです。ううむ、なかなか強烈なタイトルですね。そして非常に興味深い。3/11(日)に初回配信が決定だそうです。

WE ARE ALL RADIOACTIVE(ぼくらはみんな放射能)

私たちのプロジェクトは、福島県から北におよそ150キロ行った先に位置する宮城県本吉郡のサーファー達を追いながら進行します。

町で唯一震災の影響を受けなかった土地にテントを建て、”サーファー兼アクティビスト”に変わった彼らは、震災で被害を受けた漁師、農家のコミュニティを世代を超えて立て直す活動に専念します。

同年夏、日本を訪ねた私たちは、被災地に住む地元の方々、反原発活動家、世界で権威のある放射能専門家のインタビューを集め、これを元に、人々が抱える放射能の疑問に対する答えや、社会の意向と政治的意図が絡む災害対応の複雑さを映像にしました。また本吉町の住民に防水ビデオカメラを送り、彼らの目から見た被災地の状況や経験を記録してもらいました。

この試みから得られたものは、撮影クルーによる取材では決して得られることのなかった被災地の内部の様子、そして人々の気持ちを親密に、そしてありのままに記録した映像シリーズです。

このプロジェクトは、ここ数年で認知度が上がってきてる資金調達型プラットフォームを通して運営されています。IndieGOGOというオンラインのサービスですが、著名なことろではKickstarter、日本ではCampfireなどが同類でしょうか。

要は、オンラインでプロジェクトを紹介して出資者を募り、集まった資金で実現させるという流れです。Wiredの記事に「世界中からの支援でつくる」とあるのはこういうことですね。もちろん出資者には、出資金額によって様々な特典が付与されます。こちらのプロジェクトページに詳細が書いてあります。(下の方に日本語で説明書きがあります)

プロジェクトの制作メンバーを見る限り、どんな作品になってるのか非常に気になりますね。とはいえ、資金が増えないことには・・・。

初回は6500ドル(プロジェクトメンバーが既に負担)、それ以降は1話につき3500ドルかかるようです。ひとまず現時点で初回分の6500ドルはすでに回収したようで、冒頭に書いた通り、初回は3/11(日)に配信が決定したようです。とはいえ、資金が増えていかない限り、次からは公開されないということになります。

正直、震災と原発を含んだ問題に関しては、あまりに賛否両論ありすぎて(あたりまえですが)、あまり安易に「オススメ」とか言えない気がしていますので、各々が感じるままに・・・といったところ。ということで、興味のある方はプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。

最後にティザーとキャンペーン動画をどうぞ。

We Are All Radioactive – official teaser

We Are All Radioactive IndieGoGo campaign video

その他関連リンク:facebookページ / オフィシャルサイト(現状未公開)