ブラッコムのバックカントリーで一発目!?のデカイヤツ(雪崩)

2011/11/28、カナダはブラッコム(Blackcomb)のバックカントリー、Corona bowlでの雪崩映像です。

最初は偶然の撮影!?かと思ったんですが、どうやらCAC(Canadian Avalanche Centre)によるアバランチコントロールのようですね。ここ一週間ぐらいでけっこう積雪があったようで、ひとまずドカッと落とした感じなんでしょうか。(不適切であればご指摘いただけると助かります!)

よく見てると、最初に上部で「バフッ」っと雪煙があがり、次の瞬間、広範囲の面で雪崩始めてるのがわかりますね。結構な量ですね。止まりませんね。雪煙ハンパないですね。破断面もすごいですね。後半はまるで川ですね。おーまいがー。

動画のコメントに”Size 3.5 avalanche”と書いてありますが、いったいどれくらいの規模なんだろうと思い、参考までにJANの「観察と記録のガイドライン」を見てみました。「雪崩の規模」という項目から抜粋&転載すると、

雪崩の規模
堆積した雪から雪崩の破壊力を推定し、規模を表す数値を選定し記録します。走路の全長は目安であり、スラブの厚さなどから対象物が受けるダメージを考察し判断します。中間の数値(1.5など)も使用します。雪崩管理を行っても発生しなかった場合は「0」を記入します。

規模 潜在的破壊力・質量・走路全長
size 1 人間への危害はなし・<10t・10m
size 2 人が埋まったり、怪我をしたり、死ぬ可能性あり・10二乗t・100m
size 3 車を埋めたり、壊したり、小規模な建物を破壊したり、木々を追ったりする可能性あり・10三乗t・1000m
size 4 列車や大きなトラック、数棟の建物あるいは4haの森林を破壊する可能性あり・10四乗t・2000m
size 5 知りうる限りの最大の雪崩。村や40haの森林の破壊する可能性あり・10五乗t・3000m

だそうです。Size 3.5はというと、おー、そうですか、そうですか。確かにちょっとした建物はサクっとブッ壊れそうだし、1km以上は余裕で走ってる感じはしますね。

そうですか、そうですか… … (-_-;